というよく知られた一句で始まる、
稀代のモラリスト・ラ・ロシュフコーの箴言集です。
どこまでも巣食う人間の自己愛行動を短い文言で赤裸々に暴露して見せます。
700ほど紹介されている箴言の中から私が印象に残った箴言を10篇選び(かなり強引な試みです・・・)、
ランキング形式で御紹介することにします。
第10位
「われわれはあまりにも他人の目に自分を偽装することに慣れきって、ついには自分自身にも自分を偽装するに至るのである。」 無意識の内に欺瞞のスイッチが入ります・・・・
第9位
「友情においても恋においても、人は往々にして知っているいろいろなことによってよりも、知らないでいることのおかげで幸福になる。」 ラ・ロシュフコーも生きづらかったろうなぁ〜・・・
なんか溜め息が聞こえてきそう。
第8位
「人は知恵に対していかなる賛辞も惜しまない。しかしその知恵は、一寸先のこともわれわれに保証できないであろう。」 「無知の知」、知らないということを知りなさい。
これ最も偉大な教えである。
第7位
「断じて媚(こび)は売らないと標榜するのも媚である。」 どこまでも虚栄心は付き纏います。
第6位
「ひとしきりしか歌われないはやり唄にそっくりの輩(やから)がいる。」 (笑)。
第5位
「誰かからいったん善いことをしてもらうと、その人に悪いことをされても甘受しなければならなくなる。」 悪さの度合いにもよりますけどね。
第4位
「われわれは、どちらかといえば、幸福になるためよりも幸福だと人に思わせるために、四苦八苦しているのである。」 本末転倒。
もう救いようがない・・・
第3位
「われわれの改悛(※悔い改め)は、犯した悪に対する悔いであるよりも、むしろその悪の報いとして身に及ぶかもしれない悪に対する恐れである。」 反省とは程遠いものです。
第2位
「真実は、見せかけの真実が流す害に見合うだけの益を、世の中にもたらさない。」 悲しいかな現代社会の構造は真実を明るみに出すことを許しません。
ですから私はこの偽装社会に対する息苦しさと嫌悪感を込めて、
最後に第1位として、
「どれほど華々しい行為でも、偉大な志から出たものでなければ偉大と見なされるべきではない。」という一句を選択しました。
「動機によって結果によらず」
この世間で言うところの「きれいごと」を堂々と臆せずに発言すれば鼻で笑ってあしらわれるのが現代社会の実状というところ。
あなたは長いものにまかれながら生きることを選びますか、それともたとえ孤独になっても自らの信念を貫いて生きることを選びますでしょうか。
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